パスポートの別名併記

パスポートの有効期限が迫っていたので、切替の手続きをしてきた。せっかくなので、旧姓を併記したパスポートを取得したという話。

旧姓使用

仕事では旧姓を通称使用している。なぜ旧姓を使うのか?理由は業績や呼称の一貫性といった研究面の実務的なメリット。もうひとつは旧姓への愛着や自分のアイデンティティを守るため。この辺語ると長くなるのでまた今度。パスポートに別名併記することにしたのは、国際学会や研修の際にパスポートと名前が違うといちいち説明するのが不便だから。今はないけど国際招聘の経理処理の際は、パスポートのコピーや航空券の半券などの提出が必要だったりする。

手続きに必要なもの

事前にインターネットで調べ、次の書類を持参した。

旧姓使用通知書…旧姓を使い始める時に職場からもらった書類。原本が見つからなかったので、人事係で写しをもらった。

学振RPD申請書…ちょうど手元に昨年作った申請書があった。RPD申請書には申請者名と戸籍名の日本語およびアルファベット表記がある。

論文…自分が筆頭著者の論文で、1番IFの高いやつを持っていった(笑)

パスポートセンターにて

窓口で申請書を提出し、恐る恐る別名併記希望の旨を伝えると、あっさりと手続きは進んだ。併記する別名を「旅券名の表記」の欄に書くのだが、記入例がわかりづらく、窓口で確認しながら記入した。窓口の人が書類のコピーを取っている間、「事情説明書」というA4の紙への記入を求められた。深く考える時間もなく、“仕事で旧姓を使用しており、国際学会の参加や論文執筆など、海外で活動する際に旧姓を使用する必要があるため”と簡単に書いたが、滞りなく受け取ってもらえた。申請の時も、受け取りの時も、窓口の人が、ICチップの中身は戸籍名のみであること、航空券は戸籍名でとることを丁寧に説明してくれた。

結語

こうして無事、公的書類に旧姓を残すことができた。今回の手続きはあっけないほど簡単だったが、ここに至るまでに数知れない方々の苦労や不利益があり、めげずに声を上げ続けてきた成果だと思うと泣けてくる。先人たちの努力に心から敬意を表したい。

…そろそろ夫婦別姓のまま生きるという選択肢があってもいいんじゃないのか。

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