私は今は大学で非常勤雇用(ポスドク研究員)の身ですが、来年度から学振RPDの研究支援金をいただくことになります。雇用関係の変更手続きのあれこれ(結構面倒くさそう…)を備忘録的に残しておこうと思います。
まずは、いちばん大事なのお金ことから。この研究支援金、“給与扱いになります”って学振のWebにしっかりと書いてあります。てことは月20万円いただけるDCもそれ以上のPDもRPDも扶養には入れないってことになります。
では毎月振り込まれる研究支援金をただ全部研究費と生活費に使っていいかと言うと、全然そんなことありません(その辺がおかしい!って言う人もいる…)。
なぜならそこから社会保障費の様々を、自分で払わないといけないからです。一般企業的に言うと研究支援金は “額面” であって、 “手取り” ではないのです…
必ず加入する社会保障制度
・国民年金 詳しくはこれの(1)
いわゆる年金です。未納になると受取金額が減っちゃったりするので必ず登録しましょう。公的年金としては教員だと共済年金、会社勤めだと厚生年金に入っていた方もいると思いますが、自営業者と同じ1号被保険者になるので国民年金だけになります。その他自分で入る年金制度はいろいろありますが、それはまた今度。
すること:第1号被保険者の加入の手続き
手続き窓口:住所地の市区役所または町村役場
添付書類:年金手帳または基礎年金番号通知書
提出期限:退職日の翌日から14日以内
提出者:ご本人または世帯主
・国民健康保険
日本は国民皆保険。病院へ行って3割で済むのはこれに入っているから。
すること:国民健康保険の資格取得の届出
手続き窓口:医療保険課又はお近くの市民センターの窓口
提出期限:退職日の翌日から14日以内
提出者:世帯主(扶養に入ってなければ、要は本人ってことかな)
添付書類:
・はんこ
・扶養家族を含め、国民健康保険に加入される方すべての健康保険資格喪失証明書等
(加入していた健康保険の資格喪失日がわかる書類)(※1)
・届出人の本人確認ができる身分証明書
(運転免許証、パスポート、住民基本台帳カード(顔写真付)、年金手帳、年金証書、介護保険証など)
提出期限:退職日の翌日から14日以内
提出者:世帯主(扶養に入ってなければ、要は本人ってことかな)
自分で納める税金
・地方税(市民税、県民税)
今まで通り昨年の(2018年1〜12月)所得に応じて4期に分けて引き落とされるはずです。
来年しなきゃいけないのは、その次の年の金額を決めるための確定申告をしなきゃってことです。
・所得税
所得税は研究支援金の振込時点で引かれている様ですが、確定申告すればかなり控除できるはずです。
勤め人だとお給料相当の所得税が毎月引かれるので年末調整といってもそんなにたくさん取られることはありませんが、おそらくいくらか還付されるので確定申告はきちっとしましょう。
確定申告をしないと税金払い過ぎになるかもしくは脱税になり、最悪後々追加徴税なんてことにもなり得るので注意しましょう。
その他に加入・変更する必要のあること
・確定拠出年金(iDeCo)
登録してる証券会社へ相談。後になって実は拠出額が上限超えてました、みたいなときには変更に手数料かかっちゃうみたいなのでちゃんとやっときましょう。
なんとかとりあえずリストアップできた。他にもあったら教えてください。
手続きの経過もまたご報告します!
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