SPSSで傾向検定をする

傾向検定(Trend analysis)
子どもの発達などの時系列データ、投薬量とその反応データなど漸近的に推移すると考えられるデータの変化傾向を検定したいときに使う。
3群以上の群間比較するとき、ANOVAだと群全体のばらつきの検定になるが、傾向検定では隣り合う群との増減を加味して検定してくれる。
Unpaired T Testを繰り返し行うと、多重比較の問題が発生してしまうので避ける。

Jonckheere-Terpstra Test:ヨンクヒール・タプストラ検定
対立仮説が順位づけされるため、事前に増加や減少の予想が立つものはこちらを使用する。(そうでない場合はKruskal-Wallis H Test, Median Test)

SPSS22.0での解析手順は、
分析-ノンパラメトリック検定-独立サンプル
目的-分析のカスタマイズにチエック
設定-順位付けのサンプルをテストする(Jonckheere-Terpstra Test)にチェック
フィールド-検定フィールドに検定したい変数を入れる
グループに時系列のpoint変数など入れる
貼り付け
実行

ちなみにシンタックスは以下の通り
*** For long type data.
DATASET ACTIVATE データセット1.

*Nonparametric Tests: Independent Samples.
NPTESTS
/INDEPENDENT TEST (SF1 SF2 SF3 SF4 SF5) GROUP (agebin) JONCKHEERE_TERPSTRA(ORDER=ASCENDING COMPARE=PAIRWISE)
/MISSING SCOPE=ANALYSIS USERMISSING=EXCLUDE
/CRITERIA ALPHA=0.05 CILEVEL=95.

ついでに箱ひげ図のシンタックスも
*** SF20箱ひげ図.
EXAMINE VARIABLES=SF1 BY agebin
/PLOT=BOXPLOT
/STATISTICS=NONE
/NOTOTAL
/ID=name.

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