研究奨励金(→正式には給与ではない)が初めて振り込まれたので、手取りや税金はいくらかかるのか確認してみた
(今年の納税額は昨年までの所得に応じて決まるので正確には2年目以降のものになります)
振込金額は 355,330円 でした。
この資料によるとH25年の資料ですが 研究奨励金362,000円、源泉徴収額が 6,670円で振込はやはり 355,330円 となっています。今年も減額されなかったことがわかります。
源泉徴収額は計算方法が載っていたので試しに確認の計算をしてみると
(A) その月の社会保険料等控除後の給与等の金額 = 362,000 ー 108,600 = 253,400円
給与所得控除額は (A)が150,000〜299,999円の時は (A) ✕ 30 %+ 15,000円 なので
給与所得控除額 = 253,400 ✕ 0.30 + 15,000 = 91,020円
え基礎控除額 = 31,667円
(B) その月の課税給与所得金額 = 253,400 ー (91,020 + 31,667) = 130,713円
源泉徴収額は(B)が162,500円以下のときは (B) ✕ 5.105 % なので
130,713 ✕ 0.05105 = 6,673円
10円未満切り捨てなので 6,670円!
無事にぴったりあった。
何がしたかったのかというと、給与所得控除額が研究遂行費を引いた後の金額で計算されていることがわかった(じゃないと額が合わないので)
課税所得 = 年収 ー(研究遂行費+給与所得控除+社会保障費+基礎控除+その他の控除)
にしてくれるというわけ。
だからやはり以前も書いたのがたぶん合ってて、
研究遂行経費:362,000 ✕ 12 ✕ 30% = 1,303,200円/年
給与所得控除:253,400 ✕ 12 ✕ 30% + 180,000 = 1,092,240円
基礎控除:380,000円
社会保険料控除:国民年金 約20万円 + 国民健康保険 約24万円 ≒ 約44万円/年(人による)
生命保険で数万円、ふるさと納税での控除額が約数万円(人による。仮に合計5万円とする)
これで計算すると
課税所得 = 362,000 ✕ 12 ー (1,303,200 + 1,092,240 + 380,000 + 440,000 + 50,000) = 1,078,560円
所得税は課税所得が195万円以下は5%だから
1,078,560 ✕ 0.05 = 53,928円/年
所得税は年に約5.4万円納めればいいことになる。
源泉徴収で毎月6,670円(80,040円/年)引かれているから、確定申告すれば約2万6千円返ってくる!
たったそれだけ…
まあ年度末になれば自ずとわかることですが。
ということでまとめると
RPDの手取りは 355,330円でした。
支給額の362,000円から、6,670円が所得税の源泉徴収として毎月引かれています。
その他以下のものを自分で忘れずに振り込みましょう
住民税が 約11万円/年(うちの自治体では年4回に分けて振り込みます)
国民年金 が 16,490円/月
国民健康保険が 約2万円/月
だから本当に手元に残るお金は
355,330ー16,490ー10,000ー20,000 ≒ 30.9万円 ですね。
使っていいお金は 30万円ちょい !ここから奨学金も返せる!
忘れちゃいけないのはそのうち 108,600円 は研究に使わないと後で追徴課税ということです。
レシート、領収書は忘れずに保管しておきましょう。(https://www.jsps.go.jp/j-pd/data/j-keiji/h29/20170217_1.pdf)
ああ疲れた
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